2015/02/07: 青梅街道狭山付近:木瓜爺撮歩98-01 箱根ヶ崎駅付近 (No.2223)

「イスラム国」という殺人集団の手によって、ジャーナリスト・後藤健二さんが命を絶たれてから1週間が過ぎました。「無常たちまちに到るときは国王大臣親暱(しんじつ)従僕妻子珍宝たすくる無し、唯(ただ)独り黄泉に趣くのみなり、己に随い行くは只是れ善悪業等のみなり」、木瓜爺が月に一回は読経する「修證義」の一節です。無理矢理の「無常」でしたが、こういうことも起きるのが人間世界なのですねえ・・ご冥福をお祈り申しあげます。

梅の花がほころびはじめ、木瓜爺の撮歩も活発になる筈なのですが、まだ早起きが困難(寒い!)なので、近距離でどこか無いか? と、考えました。Choi-Boke爺ちゃんのブログで、2012/6/16から16回に渡って書きました「箱根ヶ崎」付近、まだ歩いていないところが沢山あります。

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黒い点線で表されているのが「八高線」。中央で交差しているオレンジの道、縦方向が16号線、横方向が旧青梅街道です。Choi-Boke爺ちゃんが歩いたのは、左上部の八高線と16号線に囲まれた領域と、16号のすぐ右の部分。旧青梅街道を東に進む部分のほんの少しです。最近、木瓜爺ブログの方で、五日市街道の砂川や西砂を歩き、青梅街道ぞいの「殿ヶ谷村」の新田が砂川にあったのだと知りました。やっぱり、旧「殿ヶ谷村」を歩かないといけないなあ・・・というのが、今回の撮歩98開始の直接的な理由ということになります。

歩きはじめたのは1月28日、羽村からは箱根ヶ崎駅西口行きの立川バスがあります。福生からは箱根ヶ崎駅東口行き。福生の方が本数は多いので、行きは羽村からで帰りは福生に戻るというのが、木瓜爺のいつものパターンです。青梅からの便もありますが、あれは都バスだったかな?

m98-01-01 F5204箱根ヶ崎西口広場

箱根ヶ崎駅の西口から駅の通路を2Fに上がったところです。ビルが邪魔するようになりましたが、ここから眺める秩父・奥多摩の連山は見事です。冨士山は、左端の白い建物のもっと左方に見えます。この日は雲が邪魔していたようです。別の日の写真を挿入します。DSC_3812

 

東口の方に出ます。m98-01-03 F5207 箱根ヶ崎東口

様子が変わっていました。前に来たときは、広場の真ん中にバス停があったのですが、ロータリーの歩道部分にバス停が移っていて、分かりやすくなりました。まだ工事は残っているようです。

16号線を北に向かいます。道路工事の影響で、存在が怪しくなっていた「杉山稲荷」はどうなったのかな?

m98-01-04 F5209 杉山稲荷社

無事だったようです。道路にはさまれた三角地帯に残っていました。 下記は、「多摩の神社準備室」の記事です。『杉山稲荷神社 鎮座地 箱根ヶ崎142
祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 例大祭 2月11日
解説:箱根ヶ崎の人々によって祀られた祠。
享和2年(1802)山城伏見稲荷大社の神官、荷田摂津守信那より神璽を授与された。
写真左の小道は中世の名残を伝える鎌倉街道。』 これによると、神社の向こう側の道が、古の鎌倉街道だそうです。この道、ずーっと羽村の方に伸びていました。多分、羽村の東小学校の校庭に残っていた道は、ここにつながっていたのでしょう。

この先の16号と青梅街道の交差点まで行って、右折することにします。

m98-01-05 F5211 箱根ヶ崎交差点

交差点車が入ろうとしているのは青梅街道。木瓜爺は、反対方向に行きます。

m98-01-06 F5212 青梅街道

「石屋」さんのお店がありますが、ちょっと先に、「北小山 円福寺」というお寺があります。Choi-Boke爺ちゃんのブログでは、6月28日:木瓜爺撮歩41-7 続箱根ヶ崎-北小山円福寺

m98-01-07 F5214 円福寺

臨済宗建長寺派のお寺で、住所は西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎132。 新編武蔵風土記稿では『(箱根ヶ崎村)圓福寺
除地、三百坪、北小山と號す、臨済宗、郡内柴崎村普濟寺の末、御朱印寺領十一石餘、天正元年の草創にて、開山梅室は同く十五年十一月廿八日示寂せりと、當寺に甲陽の臣加藤丹後守景忠、并に其人の室及び息次郎左衛門尉信景の數十字を書せる位牌あり、則これらの人天正十年四月十二日、ここにて自害せしよし、墳墓も残れり、本堂八間半に七間、本尊は薬師の坐像、一尺五寸許、厨子入りて安せり、門を入て左の方本尊の前に鐘楼あり、新鋳の鐘を掛たり、もとより銘は考證とするに由なければのせず、表門の前に石階あり、幅はわづかに一間許、當寺元は郡内石畑村にありしよし、今石畑村に圓福寺前をいへる耕地の字、及び其邊わづかなる堀に架せる橋は、當寺の山號を呼びて北小橋と稱せり、かく當寺の山號寺號までを字となしたれば、いかさま元はそこにありしなるべし、さはあれどここへ移りし年歴は傳へず。
寺寶
甲冑太刀。共に加藤丹後守景忠の持たりしものにて、太刀は鍋割と稱せるよし、中心に文字見ゆれど定かによみ得ず。此外にも甲冑。弓箭・長刀・太刀などあり。
塔頭徳寶院。門を入て右の方。』と記されたお寺。以前は「石畑」というここよりやや東の地域にあったのだそうです。ここに、武田家の家臣「加藤丹後守景忠」という名前が出て来ますが、16号沿いの駅よりもう少し南に「加藤神社」という神社もありました。これが「加藤丹後守」を弔う塚だった場所です。

6月16日:木瓜爺撮歩41-1 (箱根ヶ崎) 加藤神社

m98-01-08 F5215 北小山円福寺

「円福寺総門」です。総門をくぐると、仁王門があります。ここの仁王様は、新しいもので、スタジイか何かで作られた木像でした。お元気かな?

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お変わりないようです。「阿」の口の開き方が少ないですね。「にーっ」位の感じ。

今日は仁王様にお目にかかるだけにしました。詳しい事は、前述のChoi-Boke爺ちゃんのブログでご覧下さい。

実は、この円福寺の正面、ちょっと道を入った所に、ちょっと変わった稲荷神社があるm98-01-12 F5222太田姫稲荷のですが、前回は寄らなかったようなのです。そちらにお邪魔します。こちらの写真が、その稲荷神社。「額」が見えますか?

「太田姫稲荷大明神」と書かれています。目にしたとき、「姫」とあるので、先ほど書いた「加藤一家」のお姫様からみかなあ?と思ったのですが、この稲荷様、ちゃんと本家のある神社でした。

千代田区神田駿河台にある「太田姫稲荷神社」・・元は、千代田城内に太田道灌が建てた神社です。

ウイキペディアによると『社伝によると、室町時代中期に太田道灌の娘が天然痘(疱瘡)に罹って生死の境をさまよい、京都の一口稲荷神社(いもあらいいなり)が小野篁にまつわる縁起により天然痘に霊験があると聞いた道灌が一口稲荷神社に娘の回復を祈願したところ、天然痘が治癒したという。道灌はこのことに感謝し、長禄元年(1457年)に一口稲荷神社を勧請して旧江戸城内に稲荷神社を築いたとされる。後に城内鬼門に祀られた。』と、書かれています。千代田区の観光協会の記述では『祭神には宇迦之御魂命・菅原道真・徳川家康がm98-01-13 F5224祀られている。古名を「一口稲荷神社(いもあらいいなり)」と言った。慶禄元年太田資長(後の道灌)の娘の疱瘡が平癒したことから城内に社を建立した。その後社を鬼門に移して太田姫稲荷大明神と奉唱するようになったと伝えられている。慶長11年江戸城の改築にともない移転。その後代々の将軍はこれを崇敬して修理造営は徳川家が行ってきたと伝えられている。』

これが、どうして箱根ヶ崎にやってきたのか、という肝心のところはまだ分かりません。ただ、江戸末期にこのあたりを支配した旗本に「太田某」という方が居られたようなので、つてを頼ってこられたのかも知れません。あるいは、天然痘でも流行したときに、故事に習って、個人的に勧請された方が居られたのか?

青梅街道に戻り、東に進みます。すぐに、また赤い鳥居。広場の奥に見付けました。

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個人のお宅の庭先のような漢字です。ちょっと覗きにゆく不審な爺・・・m98-01-15 F5230

 

 

 

 

 

名前はありません。小さい社殿が置かれています。使い狐がいますので、お稲荷さんでしょう。この瑞穂町、石畑から殿ヶ谷にかけて、実にお稲荷さんが多いのです。西砂のブログで、新田では、神社を共同で祀ることになったので、個人個人の屋敷神が不要になった、と書きましたが、本村の方は、本当に各戸一神だったのかも知れません。

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薬屋さんの店の前に、なにやら不自然な石。道しるべの名残でしょうか? よく分かりません?

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交差点にやってきました。「旧日光街道」という交差点名のようです。前にも書きましたが、八王子の千人同心達が勤務交代で日光まで歩いた道です。「吉野岳地蔵」の北の方にあるという「御嶽神社」を見付けようと思っています。

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