2015/06/19: 浅草寺観音のふるさと;木瓜爺撮歩08-11 岩井堂観音 (No.2354)

今日、明日、二日間だけ「奥武蔵散歩」の撮歩No.が使われますが、気にしないでください。「青梅小曽木散歩」の中で、飯能に侵入してしまったというだけのことです。

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岩井堂バス停のところから、川に向かって進み、「岩井堂交差点」で右に入ります。そういえば、この付近で唯一のお店が写真に写っている横手商店です。少し行ったところに、こんな写真屋さんがありました。写真にも、技能士認定制度が出来ているのですね。デジカメになって、誰でも綺麗な写真が写せるようになったけれど、やはりこういうものもあるのだ・・・m08-11-02 F8567

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道路は、川に近づいて行きます。そして、飯能市に入ります。

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まもなく到着ですが、この道、歩行者にとってはちょっと気を付けなくればならないところがあります。上の写真で、右に歩道がありますね。それがつきたところで、左側に歩道が出来て居るでしょう。つまり、道路の色が赤い部分の終わり部分で、道路を横断しなければならないのです。飯能側は直線なので、見とおしが効きますが、青梅側はカーブしているので車が見えません。とくに、観音堂から戻って来たときが怖いのです。m08-11-06 F8573

「岩井堂観音」の表示が見えました。付近に駐車場は見えませんね。右は山、左は川ですから、車で来ると苦労しそうです。m08-11-07 F8574

この標識、ちょっと分かりにくいのですが、観音堂に行くには、一旦下って登り直し、若しくは岩山に上がって、下るかしないと行けません。参道は危険の少ない下からの道になっていました。m08-11-07 F8575

木瓜爺は、まず登り方向を見に行きます。岩山のてっぺんから、冨士山まで見えると云います。そこまで上がれるかどうかは、体調次第、今のところ分かりません。結果論ですが、これは逆コースだったようで、先に観音堂にお参りしてから、観音堂の脇の道を上ればよかったそうです。

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石段を上がりきった所に、赤い鳥居がありました。28mmでははみ出しました。鳥居をくぐると小社が二つありました。

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この二つの神社については、情報がありません。それと、この時全く気付かなかったのですが、二つの社の間に見える岩が、問題の岩山でした。参考写真をコピーしました。

参考写真

こうなっていたのです。そんなこととは知らず、右の社m08-11-11 F8582の右から回ります。ふらつく身体に、これは止めた方が良いかな?

石段が終わると、後は勝手に上がれ!

ところが、足が上に上がりません。老化現象が一気に吹き出したようです。

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あのてっぺんの岩にたどり着きたいのですが、最初の一段が足が上がらないのです。半日歩いた疲労がたまってきたのでしょう。60cm程上がれば、四つん這いで行き着けるのですが・・・こういうのは、単独行の悲しさ? 仕方がない北側だけ見ましょう。

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岩の上に出ると、南西の方も見えるらしいです。といっても、夏場は樹の葉が茂っているので、視界が遮られているかも知れません。

ここから、観音堂に下る道があったのですが、岩の上を下るのが不安で、元に戻ることにしました。逆コースだと、足さえ上がれば、ここに出てこられるそうです。

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振り出しに戻りました。観音様詣りで、「事故は自己責任です」と書かれた看板を見るのは、久しぶm08-11-16 F8592りです。

長い石段はなんと言うこともありませんが、下り終わった所に「肥満者フィルター」が設置されています。岩と樹木の間をすりぬけます。それがすむと、登りです。 m08-11-17 F8596

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右の川側のロープが頼りないので、杭の頭に手を添えるような感じで上がって行きましm08-11-18' F8601た。平らな場所に出ました。お堂が二つあります。その横に、岩山に上る道があります。ちょっと手ぶれしたようですが、これが上がる道です。落ち葉に滑らないように注意して上がって下さい。ただし、山歩きの格好(靴など)でない方にはおすすめしません。

で、最初のお堂は、御大師様が居られるお堂です。「奥多摩八十八ヶ所霊場第63番」です。

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観音堂は、正面写真は無理・・

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札を読みます。

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この「岩井堂観音」の管理をしている「岸高山 歓喜寺」の表示らしい。

『浅草観音生誕地  岩井堂縁起

およそ1400年前、一人の旅僧がもたらせた観音像が嵐により転落し、成木川から浅草浦へ流れ着いた後、漁師の網で海上げされた観音像が岩井堂観音であるという口伝が実を結び、昭和8年9月15日 浅草観音の御分身として聖観音像が岩井堂に奉還された。同年、海上げ記念地である駒形堂が新築され、同時に岩井堂も同様の形式で新築された。これは、当時の浅草寺執事長清水谷恭順師(後の24世貫首)の尊い尽力によるものです。そして、師が口碑伝承を真挙に受け止め、浅草観音の生誕の地を尊ばれか結果であり、深い観音信仰の顕れである。我々の祖先から受け継がれてきた信仰の象徴、岩井堂観音は郷土の誇りである。   一八八会経営会議 岸高山 歓喜寺』

別のお話もありますので、ちょっと紹介しておきます。『今から1400年ほど昔の話。一人の旅の僧が当地に堂を起こし観音像を安置した。ある年に大暴風雨が起こり堂が押し流され,尊像とともに崖下の激流に流され,行方不明になってしまった。
それから100年の後,宮戸川(隅田川の古称)の浅草浦付近で漁をしていた桧熊浜成・竹成(ヒノクマ ハマナリ・タケナリ)兄弟の網に 1寸8分(5.5cm)の大きさの金色に輝く仏像が掛かった。兄弟は土地の識者であった土師真仲知(ハジマ ナカチ)に相談し,その薦めに従い堂を設け像を安置した。これが金竜山浅草寺の起こりと伝えられる。この話を伝え聞いた郷人は この仏像は岩井堂観音であると信じ,その返還を求めたがかなわなかった。
時代が変わって,1923(大正12)年の関東大震災の後,浅草寺より岩井堂へ 本尊の観音像の分身として一体の聖観音立像を奉還したいとの申入れがあり,地元岩淵村をはじめ近隣町村全てを挙げて歓迎する中を 入仏式が行われた。 』

違うのは「大正12年に返還の申し入れがあった」としていることです。ちょっと混線しているようで、関東大震災の時、浅草側の観音様が網にかかった場所のお堂が壊れ、その修理を切っ掛けに、岩井堂のほうの話に進展してゆくのですが、話がまとまったのは、管理者のいう昭和8年と考えましょう。

m08-11-24 F8615観音堂の壁に詳しい年表が貼ってありましたので、写してきました。ゆっくり調べて見たいと思っています。

観音堂の中は、祭壇があり、その奥は御簾に覆われています。多分「御厨子」があるのでしょう。観音様の写真も見えます。とにかく「無事に戻れますように・・」をお願いしておきましょう。

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お堂の後ろは窟になっていて、沢山の石仏が並んでいますが、殆ど首なしになっています。嵐で転げ落ちた観音様も、最初はこのように岩の凹みに祀られていたのでしょうか? 旅僧が庵を作ってその中で祀っていたのでしょうか?

余談ですが、この「岩井堂観音」を「浅草浅草寺の奧の院」として認定(?)しようとした人達がいます。清水谷執事長以下の浅草寺関係者は、昭和6~7年から何度もここを訪れて調査し、当時の「岩井堂観音」の所有者岩崎家に、「駒形堂(海上げされた場所に建てられたお堂)と同形の観音堂」の再建を申し入れました。昭和8年には、浅草寺末寺の一番寺と云われる「善龍院」の観音像を岩井堂の本尊として届け、入仏式を行ったのですが、そのあと、敷地の買収という方向に話が進みます。さらに、それを聞きつけて(?)商売にしようとしたのが、武蔵野鉄道(現在の西武鉄道と思えばよいでしょう)の面々です。飯能からここまで線路を延ばし、商売につなげようとしたのです。浅草で稼ぐ東武鉄道への対抗心もあったのかな? ただ、武蔵野鉄道の経営陣が変わって話は立ち消えになったそうです。また敷地買収の話は、岩崎家が、宗旨が違うし、ご先祖に申し訳ないとお断りしたようです。岩崎家というのは、話の発端となる旅僧、「権大僧都法印渡部大久院」という方の末裔だそうです。・・・この余談部分は、観音堂の壁に貼ってあった「武蔵野国郷土研究会 入子助蔵」さんの「浅草寺観音発祥の地 岩井堂観音の 口碑伝説」を参考に記述しました。木瓜爺もたまには、真面目な作業をするようです。

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深い谷に落ちないように気を付けて、街道に戻ります。

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