2015/08/13: お盆の行事 & 木瓜爺撮歩81-12 二つ並んだ石祠 (No.2409)

月遅れ盂蘭盆会の初日。我が家のお盆は7月13日の「迎え火」にはじまり、7月16日の「送り火」で幕を閉じます。カレンダー上の「お盆」は7月なのですが、8月に行われる地方のほうが多いように思われます。古式豊かに行うなら、陰暦に従って行う(旧盆といいます)方が良いのでしょうが、人間の都合で「月遅れ」という変則的な運用が定着したようです。8月の真ん中。農家などにとっても、骨休めに良い時期なのでしょう。

盂蘭盆会の期間は、正しくは13日から15日なのだそうです。15日に「送り火」というお宅も存在しているとのことです。

16日に「送り火」と教わった木瓜爺ですが、これは京都の「大文字」の送り火が8/16であった為のようです。それと、菩提寺で16日に「施餓鬼供養」をやってくれましたから、それが終わって、お盆も閉幕という我が家のしきたりになっていました。我が家は、時折書いていますが「曹洞宗」です。曹洞宗の解説頁では次のように書かれていました。

『お盆の時期は地方によって様々ですが、7月15日前後、あるいは月遅れ盆(8月15日)や旧盆(旧暦7月15日)のいずれかに行われるのが一般的です。その歴史は古く、『日本書紀』の中にはすでにお盆行事の記録が残っています。

お盆の準備:お盆が近づいてきたら、まずお仏壇の掃除をしましょう。お仏壇はご本尊様とご先祖様をおまつりする大切な場所です。心をこめて清掃しましょう。その際、香炉の灰もふるいにかけ、古い線香の残りなども丹念に取り除きましょう。また、お墓の清掃も行います。家族みんなでお墓に出かけ、草むしり、墓石の洗浄などをしましょう。 仏壇と別に盆棚(精霊棚)をまつる場合は、お位牌を盆棚にお移しします。盆棚の祀り方は地方によって異なります。

『迎え火: 13日は「迎え盆」といい、夕刻にご先祖様をお迎えします。まず菩提寺とお墓にお参りし、お花やお線香を供え、ご先祖様をご案内する気持ちで提灯に明かり(迎え火)を灯し、家路につきます。(地域によっては門口で迎え火を焚きます。それぞれの慣習に従ってお迎えしてください。) 家に着いたら迎え火を盆棚のお灯明に移し、全員でお参りします。

これからお盆の期間中は、お団子やソウメン、ぼた餅などの変わり物と、「水の子」といわれる米と生茄子、胡瓜などをサイの目に切ったものを、ハスの葉などに盛って供えます。それぞれの地域、家庭によってお供え物も異なりますが、慣習に従って心をこめてご接待しましょう。

送り火:16日(地域によっては15日)は、お迎えしたご先祖様をお見送りする「送り盆」の日です。この日、全国各地では送り火の意味で灯篭流しなどが行われます。京都の大文字なども、有名な送り火の一つです。

m81-12-03 F6581灯籠流し

ここでは、13日に墓参りをして、提灯の火を「迎え火」にし、ご先祖様を家まで連れて来ると云っています。また、「灯籠流し(精霊流し)」は「送り火」と同じ意味だと云うことです。この写真は、羽村・多摩川の「灯籠流し」・・8/1にやっていました。お盆とは関係ないイベントのようです。

このしきたり、墓地も寺も自宅の近くにあるという環境でしょうから、基本を理解した上で、実際には省略法を工夫することになりますね。我が家の場合は、準備段階での墓掃除には行きますが、当日は、「戸口で迎え火を焚いて待っている」という方法です。最後は、戸口で「送り火」を焚き、後で墓掃除に行くということにしています。

さて、話は変わります。これは、浄泉寺の南側の山です。霊園は直接には見えませんが、この中段部分の右の方に広がっています。

m81-12-02 F6790

今白い車が走っている道を入って行くのですが、右下の平らな草むらの端っこ・・車のいるちょっと先あたりに、ペア-の石祠が置かれています。今日はこれを題材にすることにしました。

m81-12-01 F6788

この祠、花が絶えません。熱心にお参りされている方がおられるようです。何の祠なのか、木瓜爺は存じません。神社なのか墓代わりなのかも分かっていません。ただ、前を通る度に、手を合わせ一礼しています。

で、今日は「神社だとしたら?」ということで、ペア-で祀られる神様のことを、ちょっと調べた結果です。

「夫婦神」として、最も有名なのは「伊弉諾尊」「伊弉冉尊」。日本の神様としてはじめての「夫婦神」だと唱って祀る神社が多いのですが、これは、眉唾・・確かに、夫婦の共同作業で、島造りをはじめ、数々の神々を創造されています。この業績については、異をとなえるつもりはありません。ただ神々の系図を眺めると、夫婦神はもっと前からおられたようなのです。「伊弉諾尊」「伊弉冉尊」は、天神の7代目にあたる神様ですが、実は3代目あたりから、「夫婦神」がはじまっているように思えます。

中でも、6代目の「面足命(おもだるみのみこと)」「惶根命(かしこねのみこと)」は無視出来ません。これこそ「大六天魔王(大自在天)」の代役に引っ張り出された「夫婦神」ですから。この浄泉寺の近くにある祠の主として有力な候補だと木瓜爺は思ったのです。理由? 浄泉寺にしろ龍見寺にしろ、かなりの古寺ですね。修業された僧侶も大勢おられたでしょう。そうなると、誘惑の魔王が暴れ出します。それを鎮める為に「大六天」を祀りたくなりませんか? ただし、この場合には、二つの石祠は不要ですね。従って、この説は却下ですねえ・・・そうすると、「伊弉諾尊・伊弉冉尊」か、「足名槌神と手名槌神」かなあ? 「新編武蔵風土記稿」には、ヒントになりそうなことは書かれていません。

それ以外にどんなカップル神があるかを書いておきましょう。「豊玉姫と火遠理命(山幸彦)」「素戔嗚尊と奇稲田姫」。そうだ、「木花咲耶姫命と邇邇芸命」も忘れてはいけない。でも、これらは、石祠二つ並べには、ちょっと似合わない感じです。「夫婦神」以外ですと、「恵比寿・大黑」ですか? これはあるかも知れません。

m81-12-04 F6619

迷える木瓜爺の藝術! まあ複雑な手ぶれをしたものです。元は打ち上げ花火なのですが・・・さて、明日からは、避暑がてら時空をこえて、北海道にでも飛びますか・・・

2016/12/6 追補・・・ 二つ並んだ石祠の神様が分かりました。石祠を掃除していただいたのか、神社名の文字が見えたのです。向かって左には「熊野」、右には「辨天」と彫られていました。

Unicode

Unicode

広告
カテゴリー: 行事, 寺社, 散歩 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中