2015/09/17: 木瓜爺珍百山-03;相模湖湖畔の山 石老山 顕鏡寺 (No.2444)

先日来、「村山貯水池」「奥多摩湖」と人造湖を歩いていますが、珍百山の三番目は、もう一つの人造湖「相模湖」の南にある「石老山」です。この「石老山」は、武田軍が戦闘をしていた頃には「石瀧山」と書かれたようです。この山の中腹に「石老山 顕鏡寺」があります。「石老山」自体は、昔からカメラマンにはおなじみの場所でした。1958年「カメラ毎日」発行の「新しい撮影地 旅行ガイド」の「石老山」からはじめましょう。

『石老山は丹沢山塊の北部にある。相模湖を隔てて、奥高尾の山々を眺められる点、東京近郊だは周囲を山にかこまれた珍しいところである。』『相模湖駅下車。ダムの築堤の上を渡り、相模湖にそってしばらく行く。途中鼠坂(ねんざか)から関口あたりは、相模湖の雑踏などとは全然別な、物静かな感じに包まれている。・・・』

木瓜爺は、2005/12/7に出かけた時の記録と写真を用いてこのブログを書くことにしました。この時は、7:34に相模湖駅を降りた後、7:44のバスに乗ったようです。「石老山入口」に7:53についています。このバスはどこ行きだったのだろう? 多分「三ヶ木」行きでしょう。相模湖病院を通り過ぎたところに、トイレがあったと記録されています。この路、登山地図では「奇岩の道」と書かれています。8:45 顕鏡寺到着。KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

この左の石段が、登山道なのです。奧の院を経て、山頂に行きます。ここで、「新編相模国風土記稿」をひもときましょう。これが分かりやすいのです。風土記稿では、ここは「相模国 津久井郡 寸澤嵐村」です。原文のカタカナはひらかなで書いておきます。

『寸澤嵐村 江戸より十六里。(中略) 石老山 山の中腹に顕鏡寺。及び岩窟虚空蔵菩薩あり。抑山の大較を謂わば、東方初地より、一板橋を渡り総門に入る。是よりして、盤石往々に兀立し、巌径をよじ登ること八町許。一寺あり是を顕鏡寺と云。それより虚空蔵堂に至る岩窟に、窟口三丈許、高六七尺 深三間余 虚空蔵を安置す。石像長七寸 常に竈鎖す。 寺記によれば仁壽元年(851)草創の地なり。例祭二月二十三日。武相甲は勿論、他の洲郡に及まで祈請するもの多く群参せり。霊験著る由を伝えて、小児虫留加持の守護府を出せり。是がために参詣の徒、常に路に相望めり』 まだ続きますが、ここで一旦切ります。「石老山 顕鏡寺」は、大変参詣者の多いお寺だったようです。

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もっとちゃんと写せば良いのに、山頂に行きたくて、寺は全然写していません。これではみっともないので、近々再訪問して、補充することにしましょう。

『顕鏡寺 石老山と号す。古義真言宗。千木良村善勝寺末 開基東三条大臣兵庫頭 没年不詳 中興開山源榮 弘長元年 本尊虚空蔵 この寺 享保二年 祝融の災に罹り什宝の類灰燼に・・・』 祝融の災って火事らしいですね。

古義真言宗というのは、本来の「高野山真言宗」のことです。新義真言宗とは、こういう違いなのだそうです。『古義真言宗とは、本地身説法(真言宗最高仏である大日如来が自ら説法するとする説)を説く真言宗の一派。
新義真言宗とは、加持身説法(大日如来が説法のため加持身となって教えを説くとする説)を説く一派。』

この「顕鏡寺」、最近話題になったことがありましたね・・・NHK の朝の連ドラで「村岡花子」の伝記をやった時です。題名を思い出しました「花子とアン」でした。花子の腹心の友であった「柳原白蓮」という詩人。この「白蓮」さんのお墓がある筈です。次に行ったら、探して見ましょう。多分今は立て札くらいあるでしょう。KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

木瓜爺、奧の院を目指しています。「顕鏡寺 着8:45 発8:55」「奧の院 着9:14 発9:15」 なんだ、殆どノンストップですね。お参りもしていないらしい。でも、写っていますね、虚空蔵菩薩の石像。

この辺まで、撮り直しに行かなきゃいけないなあ・・

この登山道、新編武蔵風土記稿に詳しく書かれているのです。詳しすぎるので要約しながら、書きます。『岩窟のそばに三霊水、二神木あり。これより上はますます道がけわしくなる。木をよこたえ、石を踏んでのぼること八町。山頂にいたる。そこまでの間に、次のような奇岩がある。駒立岩、屏風岩、八方岩、雷電岩、大試岩、小試岩、天狗岩、蓮華KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA岩、鏡岩、吉野石、ツムキ石、女石、阿呼石、』これみんな大きさが書かれています。

その一つ、八方岩の説明板を写していました。ここに至るまでに、一休みしているようで、景色を写しています。

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冒頭に書いた旅行ガイドによると、この「石老山」秋の紅葉がよかったようです。まあ、これだけベンチのそばに枯れ葉がありますから、多分今でも綺麗なのでしょう。奥歯にものの挟まったような書き方をしているのは、木が大きくなりすぎたりしていて、昔と違うということによく遭遇するせいです。

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KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERAこれは、八方岩の展望のようです。撮影時刻が説明板と同じでした。「融合平見晴らし台」というのに寄っていますが・・9:40。この時間に写したのはどれだ?

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これはまだ途中ですね。見つかりました。下の写真です。相模湖を見下ろしています。

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そして、山頂へ・・・10:22の到着。だいぶ、よれよれになっていますねえ・・

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KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA「石老山」の標高は694・3m 軽食でエネルギー補充。10:55出発。「大明神展望台」を通って、相模湖ピクニックランドの方に下っています。そこからバスで駅に戻ったようです。

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「大明神」はこの祠のようでした。

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「石老山 顕鏡寺」と「石老山」、70才の時の記録でしたが、いかがでしょうか。登り口までのバス便もありますし、奧の院あたりまでなら、今でもナントカ歩けそうな気がして、三番目に入れました。岩が多い道ですので、足首捻挫をしないように、確りした靴を履きましょう。旅行ガイドでは、全部歩きで「往復4時間程度であるから、楽な一日の行程といえる」と、結んでいます。

なお、木瓜爺はピクニックランドを13:46発に乗って、相模湖駅発は14:02でした。「年寄りは、14:00には安全な位置まで戻っていること」にかろうじて合格。

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