2015/12/08: 武蔵嵐山散歩;木瓜爺撮歩88-18  嵐山渓谷〔1〕  (No.2527)

《黙祷!》 木瓜爺のささやかな「平和の願い」です。いきなり何を言うかとお叱りを蒙るかも知れませんが、今日は12/8 太平洋戦争を開始した日なのです。最近、こういうことを云うと、「懐古趣味」だと決めつける中年がおられるとのことです。「戦争を知らない子供達」が大人になったとき、こういう言葉が出てくるのでしょうか? そして、その世代の人々の子供達が、また戦争に巻き込まれて行くのでしょうか? 毎年同じような「暗澹たる気分」になる木瓜爺です。同時に、毎日空襲に脅かされている中近東の「一般住民の命」の無事を祈ります。

さて、昔の話のついでに、木瓜爺が持っている「カメラ毎日別冊 新しい撮影地・旅行ガイド」に書かれた嵐山渓谷付近の記事からからはじめます。ここでは、「秩父定峰峠」として書かれています。『都心に近いコースで、ハイキングをかねた写材の豊富な武蔵嵐山から秩父定峰峠の一泊、又は日帰り撮影コースをおすすめしたい。東上線池袋駅からわずか一時間二十分で嵐山駅につく(130円)。駅から徒歩で20分、山間の嵐山に着く。途中バンガローのある川岸に出て投網風景を眺めながら行くと、目的地の中心に出る。ここの風景が京都の嵐山によく似ているので、この名がつけられた。野趣豊かな川沿いの松林の亭で休み、景勝地嵐山をカメラにおさめ、ふたたび峠道にかかる。農家の散在する小倉部落を川向こうに眺め、槻川の渓谷に沿って約10分、遠山部落に出る。周囲を山で囲まれた山水の美しい部落だ。このあたりは岩間に釣糸をたれている姿がおもしろい。ここから30分くらいで小川町下里部落にでる。(以下省略)』

この本が出た頃は、武蔵嵐山駅から、渓谷入口にあたる「槻川橋」まで二十分で歩けたのですねえ。確かに直線距離なら1.3km程ですから、昔は人家もなくて、直線的に歩けたのかも知れません。今は、住宅街の道を、あっちに曲がり、こっちに曲りですから、30分はかかりそうです。

m88-18-01 F1381で、木瓜爺ですが、迷子になったあげく、結局173号線に戻って「槻川橋」に向かうことになりました。

「日帰り温泉」の施設があります。その前を通り過ぎると、「槻川橋」です。この橋の名前、インターネットで見られる地図には書かれていないのです。橋の上で立ち止まり、上流側をご覧に入れます。この風景が重要なのです。木瓜爺の第一感、「水の流れが真ん中にあったら、嵐山に似ているというかもしれないなあ」でした。川幅が広くて、水深は浅い川です。

m88-18-02 嵐山風景F1383

橋を渡りきって、右岸・・つまり写真でいえば左側の岸をさかのぼって行きたいのですが、入口がないのです。道という道すべてクサリで封鎖されています。どうすれば良いのだろう?

m88-18-03 F1386

「駐車場」があります。「嵐山渓谷バーベキュー場」の駐車場のようです。駐車場に行く道だけはクサリがかかっていません。仕方がないので、人間も駐車場に行きます。

m88-18-04 F1387「渓谷の奧の方に行きたい人間はどう歩けばよいのでしょう?」駐車場の入口で質問しました。「あそこに見える売店の前を通って進んでください」という返事。

クサリをまたいで、売店に接近。売店の横にトイレもあることが分かりました。とにかく、直進し、駐車場の端から右の川原に下ります。川原には飛び石が並んでいます。m88-18-05 F1388

ここを歩けと云うことでしょう。川原の方は「バーベキュウ場」らしいです。幸いに今日は誰もいないので、「焼ける肉」の臭いはしていません。あれは、自然の風景には合わない、嫌な臭いです。

m88-18-06 F1389

針葉樹が多いので、あまり紅葉はみえません。川を人が渡っていますね。「飛び石橋」だそうです。京都の嵐山の真似をして造った橋ですね。よろめく木瓜爺に渡れるかな?

m88-18-07 F1390

幸いに、上部を平らにした石です。間隔はほぼ同じですが、石の横幅は狭いところと広いところがあります。すれ違いを考慮しているのでしょう。

m88-18-08 F1392

ところが、そう言うことを全く意識しないご婦人も居られるのですね。こちらで待っているのに、狭い石に立ち止まって全然動こうとしない方が居られるのです。怖がっているわけではないのです。景色を眺めているのです。一句考えておられるのかも知れません。

また、イヌ散歩の人でしょうか?こんな具合に、石をびしょびしょにして行く人もいます。老人は滑らないように神経を使います。

まあ無事に向こう岸に渡りました。空には飛行機が・・・

m88-18-09 F1395

道は少し高い所に上がります。看板が立っていました。「武蔵の小京都」だ? ばっかじやないの? ほんとにセンスのない人がいるのですね。

m88-18-10 F1396

右側から何本か合流してくる道があるのですが、通行禁止のバーが置かれています。一本だけ、それがない道がありました。道標はないのですが、地図を睨んで、これが光照寺近くで「直進すれば渓谷に行けそうと思った道だろう」と思い、帰りに通ることに決めました。地図には紅葉マークがいっぱい書かれているのですが、たいして紅葉がみえません。

m88-18-11 F1397

この地図を見ますと、「松月荘」がつぶれて「一平荘」になり、「一平荘」は火事で焼けて「跡」になっていたはずですが、跡地は「月川荘キャンプ場」という名になったようですね。「月川荘」という施設があるわけではないらしい。

m88-18-12 F1401

しばらく進むと、「与謝野晶子歌碑建設協賛者」の碑と「石猿」が迎えてくれました。このあたりで、漸く紅葉が見え始めました。

m88-18-13 F1403

崖下には「槻川」の流れが見えています。この「槻川」は、「槻川橋」の下流、1km程の所で「都幾川」に合流します。鎌形八幡社の所を流れていたのが「都幾川」ですね。

m88-18-14 F1405

分かれ道です。右に行くと「展望台」だそうですが、川に下りてみたいので、左に入ります。「冠水橋」が造られているようです。

m88-18-15 F1406

「冠水橋」というのも「京都 嵐山」の真似ですね。水量が増えると、水が橋の上を越えて行くことから付けられた呼び名、手すりなどの障害物は付けない橋です。

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ここから下るようです。頭上の紅葉を見ながら歩くと、転びそうなので、下を向いて歩きます。写真は帰りに写そう・・・

m88-18-17 F1409

意外に高い位置に橋が架かっていました。

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橋の所からの上流風景。左岸(向かって右になります)はスペースが少ないようなので、右岸側から川原に下りましょう。橋を渡ります。

m88-18-18 F1412

橋を渡った所からの景色です。紅葉はあまり見えませんねえ? ちっとも「嵐山」らしくないじゃん!

川原に下りようと思った場所に、左から下って来る道路がありました。ちょっと登って見ます。このみちは、駐車場の左奥から続いている道らしく、団体様が下って来ました。そして、この看板を発見しました。m88-18-20 F1415

「嵐山渓谷」の説明ですが、・・・ああ、やっぱり・・林学博士「本多静六」さんが、「あらしやま」に似ていると云ったのは、「槻川橋」付近なのです。木瓜爺が、このブログの冒頭で書いたことが合っていたわけです。奧の方は似て非なる景色でも仕方がないということですか・・・

対岸の紅葉が見えるかもしれない一平荘跡の方に行こうとしたのですが、侵入禁止です。

m88-18-21 F1416

m88-18-23 F1418

この看板を見ると、上流に「月川荘」があるようですね。あとで詳しく調べて見ましたら、「旅館 月川荘」なのだそうです。ただし、コテージ棟21室と書かれていましたから、ちょっと木瓜爺のイメージする旅館とは異なるようです。ちなみに、この「一平荘焼け跡」、ネット上(?)で「心霊スポット」になったこともあるようです。その中身が、いたって現代風で、「オートマチックの車がエンストする」など・・・笑ってしまいました。「この場所に幽霊が出る」という現象(?)についての裏話を書いた記事をみたこともありますが、元の所有者がちょっと精神的におかしくなられて、嫌がらせ行為をしていたというような事があったようです。今は所有者も変わっているようですが、私有地であることは変わらない。しかし、手入れは十分でないのでしょう。

m88-18-22 F1417

まだ上の方の紅葉は青々としていますし、柵をまたぐ気にもならず、元の川原に引き返します。

m88-18-19 F1411

左の方に岩を下ります。

m88-18-24 F1413

コンクリートの護岸の上を進んで、適当なところで、砂利の上におりました。

m88-18-25 F1420

m88-18-26 F_5016対岸の紅葉が有る場所。紅葉が固まっている場所は、ここだけです。左上部に建物があるようです。多分あそこが「展望台」なのでしょう。これじゃあ写真にならないなあ・・カメラを縦位置にして・・・こんなものかな・・水面に映らないかと歩き回ったのですが、角度的に無理だったようです。川原の石に腰を下ろして、昼食にしました。m88-18-27 F1423

何人か絵筆をもっておられる方も見かけました。のんびりしたひとときを過ごします。

m88-18-30 F1425

展望台の先(画面左)の方を歩いている人が見えました。手入れされた園地になっているのか、多少紅葉があるようです。休憩後行って見ます。
川の方をよく見ると、洞窟みたいなこのが見えます。辨天様でも祀っておけば、もう少し人が来るのでは? なんて、勝手なことを考える木瓜爺です。

m88-18-31 F1427

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