2016/01/19:品川神社境内;木瓜爺撮歩94-33 阿那稲荷神社と品川神社の諸末社 (No.2569)

「品川神社」の社殿に向かって右に「阿那稲荷神社」があります。「阿那稲荷」という文字は珍しいのですが、一連の「穴稲荷」系列でしょう。羽田にある「穴稲荷」は「豊KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA受大神」を祭神としていましたが、こちらは「稲荷神(推定)」らしい。かなり混血になっている公算が大です。ここの特徴は「上社」と「下社」の二つの社があることですが、歩いた感じでは、「下社」側が「穴稲荷」の雰囲気を持っています。前置きはこのくらいにして、実際にご案内。

これが、「上社」の正面の鳥居とそれに続く鳥居の列。このあたりは「伏見稲荷」の勧請を感じさせます。「下社」はこの参道の途中から右に坂を下って、一段低い場所に、洞穴風スペースを作って祀られています。

まずは、「上社」を拝みましょう。「上社は天の恵みの霊」だそうです。

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m94-33-03 G_9864阿那稲荷上社

ここは、撮影禁止の表示は無かったので、拝殿も写させて頂きました。多分、後部に古い神殿があるのだろうと思います。

続いて、下社に行きます。建物の屋根が少し違っています。

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「下社は地の忠の霊と霊水あり、 商売をなす人銭、印鑑に霊水をそゝぐがよし、又持帰りて店の四角入口にそゝぎ、清明なる心にて商売すぺし」なのだそうです。この霊水は「一粒万倍の泉」といって、後で登場します。

この建物、ここから見ると社なのですが、中に入ると「穴倉」に入った気分になる、不思議な建物でした。ここの、稲荷神社は入って直ぐ左にあります。m94-33-05 G_9878阿那稲荷下社上の方を写したのがこれです。

 

下の方は、鳥居付きでこうなります。明m94-33-06 G_9879らかに、狐の巣穴を意識したデザインです。後でお見せしますが、建物の裏は崖になっていますから、狐穴くらいあっても不思議ではありません。

稲荷は左側と書きましたが、正面は末社の一戸建てが並んでいます。まず全体を・・ちょっとぶれたかな?m94-33-07 G_9866

ここは後回しにして、左の出口から外を覗いてみました。石を積んだ壁の所のどん詰まりに石祠が置かれています。多分、稲荷の原形はこんなものだったのでしょう。或いは狐穴があった奧宮という所かな? 想像をたくましゅうして、遊んでおります。横を見上げると・・あれは、多分「上社神殿部分の覆殿」でしょう。

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さて、元に戻って、並んでいた一戸建てを訪問します。

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m94-33-11 八百万神G_9873

一番左にあったのは「八百萬神社」すべての神様が祭神? 便利だなあ、これ一つで全部まかなえるじゃん・・

木瓜爺の調べだと、岐阜県に「萬神社」というのがありまして、「祭神豊受姫大明神。八百萬神合祀せり。」と云っております。これとは別に、兵庫県に「おのころ島神社」というのがあって、「八百万神社」の名前の摂社をもっているようですが、この「おのころ島神社」は「当神社は、古代の御原入江の中にあって伊弉諾命・伊弉冉命の国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきました。」という大変な神社でして、伊弉諾命・伊弉冉命を祀っているのですが、お二人が造り出されたすべての神様を摂社の「八百万神社」に祀ったようです。どちらの系統か分かりませんが、とにかく便利な神社があるわけです。

m94-33-12 大国恵比寿G_9874

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次は分かりやすく「恵比寿・大黑」ですね。「大国主恵比須神社」となっています。まあ、品川神社の表に立っておられる「大黑様」がここに戻って休憩されるのでしょう。最後は「辨天様」なのですが・・・

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「猫の足あと」さんは、「品川神社」の項で、境内末社の一つに、「清滝辨天社」を書かれています。それを見て書かれたのか?個人ブログで、『下社に「清滝辨天」が有りました』と、書いて澄ましているケースがあります。でもどう見ても、「清滝辨天」とは書かれていないですよねえ? 「天王白龍辨財天」です。この「天王」は「牛頭天王」の名残でしょうね。この社に同居されたのか?「白龍辨財天」のお名前はあちこちで見かけます。 辨天様が居られるのは、「一粒万倍の霊泉」を守っておられるのかもしれません。海に近い品川では、真水の湧き水は貴重品だったでしょう。

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あれ? 下の方が一文字切れてしまったらしい。パズルのつもりで読んでください。m94-33-16 G_9881

「銭洗辨天」にもなります。ちゃんとザルがおかれていますから。いいなあ・・と、思ったのは、「水をそそぎし銭の一部は門前・北品川の商家にて使用するが吉」の一言。でも、この時は北品川の商家が残っているのかどうか半信半疑でした。

というところで、「阿那稲荷社」を辞することにします。明日は、「時宗の寺」を探します。

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