山の中の道をたどります。杉林の縁の道です。
「新編武蔵風土記稿」によれば、『住吉社 中ノ谷組の産神なり 神体は圓境の中に神像を鋳造したるもになり 玉正寺持』と、なっています。圓境というのは、円鏡のことでしょう・・・150m位進んで、心細くなる前に、鳥居が見えました。・正面まで行きます。
ちょっと変わった形の社殿です。次の間付きですね。
神社名は「大谷住吉神社」と書かれています。インターネットでの情報は殆どありません。でもナンバーのついた杭が立っていますので、越生の散策コースには組み込まれているのでしょう。どこから来るのが正しい道なのか・・木瓜爺は分からずじまいでした。鳥居の所から、直接下る道があったらしいのですが、現在は杉の伐採木が散乱していて、通りにくくみえました。
社殿は覆殿になっていまして、奥の方に小さな社が置かれていました。御幣が祀られています。何気なく、社殿の横を覗きましたら、木の根元に「石祠」が置かれて居ます。
覗きに行きます。お稲荷さんかと思ったのですが、ちょっと違っていました。中に納められた御札は「宇気母智命(うけもちのみこと)」
お稲荷さんと同じような役割ですが、「保食神」なのだそうです。
神社への道は四方から細い道が入っているようですが、はっきり参道に見える道が見当たりません。来た道を戻ります。
一応宿題になっていた「玉章寺」と「住吉神社」にお参り出来ましたので、今回の越生散歩は終了ということにします。まだ、沢山見たい所が有りますので、また来ましょう。
「玉章寺」に車で入ってくる道です。「普門品供養」という石碑が立っていました。其の先に・・
おや、「関東タンポポ」です。駅までもどる間の風景を並べておきます。これは、お寺から下の道に出て来たところです。右の道を進みます。前回は「大谷神明社」に寄ったのですが、今回は別の道を歩きました。
困った事に、ぱらぱら雨が降り出しました。弘法山はすぐそこなのですが、雨では困る。山は次にします。急ぎ足で進みます。30号線が見えて来ました。このあたり30号はT字になっていて、どれも30なので説明がつきません。言葉で説明すると、30をくぐって、八高線をくぐって、30に入ったので左に進みます、ということになるのです。
白い建物の向こうの山が、弘法山。次回の目標です。反対側が木瓜爺の好きな風景の場所です。
採石場の手前の、野原(休耕田でしょうか?)は、菜の花で彩られています。人影がありますが、畑の仕事ではなくて、野草摘みをしているようです。
さて、方向を決めなくては・・・という、道標です。春日神社方面経由で駅に出るのと、越生梅林方面にちょっと進んで、30号線をそのまま駅に向かうのと、どちらにしようか・・・、結局、次の散歩のための情報を増やすために、30号経由にしました。それが良かったのか、悪かったのか? まともにせっせと歩けば14:56分に間に合っていたのですが、途中で、おいしそうな「豆大福」を見つけてしまったのですねえ。買い物をしている内に、意外に時間が早く進んで・・駅に着いたのが14:56! 目の前を電車が出て行きました。
「豆大福」を食べながら、15:50まで休憩・・ということで、今回の越生散歩は終了です。弘法山附近と龍ヶ谷方面、一度に歩くのは無理でしょうねえ、ということは、少なくともあと二回は歩ける。 明日は、歩く場所が変わります。