2016/08/18: 三ヶ木散歩;木瓜爺撮歩97-56-1 三箇木神社(1) (No.2780)

「新編相模国風土記稿」を見ると、「三ヶ木村」の名前について、いろいろ書かれています。風土記稿を書いた頃に、既に古文書扱いになっている文書があったようで『美加岐牟良○役帳』(○の部分は読めないらしい)と云います。「美加岐牟良」は「みかぎむら」でしょう。ここに、「三加木村に作る」と書かれているらしい。風土記稿を続けますと『江戸より十五里。桂里と呼ふ。北条氏割拠の頃は野呂左京亮知行及び神領等なり。 役帳に曰 三加木之村。・・・・』というわけで、「桂里」、「三加木之村」という呼び方があったことが分かりました。「新編相模国風土記稿」が、いつ頃書かれたm97-56-01 F2640三ヶ木交差点のかというと、「天保元年(1830年)に完成した『新編武蔵風土記稿』に続いて編纂され、編集方針・形式もそれに準じた形になっており、天保12年(1841年)成立」だそうです。その頃には「三ヶ木村」と書かれるようになっています。なお、「北条氏」は「豊臣」に滅ぼされた後北条のことです。

「三ヶ木交差点」に戻って来ました。この横断歩道を渡って向こう側に行きます。神社の提灯がぶら下がっている道が見えますので、それを入る事にしまm97-56-02 F2641す。ところが、神社の名前は「三箇木神社」と書かれていますね。ブログのタイトルには、これを書きます。「相模国風土記稿」に神社の名前があれば良いのですが、『諏訪社』となっているようです。正しいかどうかは、神殿のところで分かりますが、とりあえず風土記稿を写します。『諏訪社 役帳に、一貫文、神領と見えたるは此社領なるへし 別當圓通院 村中の鎮守なり 七月廿七日を例祭とす。社は一区の高丘にありて 石磴を登ること百六十四級 杉松陰森として欝盤し。翠靄蒼々たり』 境内社らしき名前がそのあとに続きます。『稲荷 聖天 山王 日天 八幡 金毘羅』。そしてもう一つ、『午頭天王社 圓通院持』と書かれています。

「諏訪社之図」という、山の上にある絵が描かれていますから、間違いないと思います。「野呂左京亮知行及び神領等」の「神領」というのは、この神社の神領であるということですから、大きな面積を占めているのですね。

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ともかく、この提灯を頼りに進みます。あれ?道端に変な物発見! 「庚申塔」です。m97-56-04 F2643庚申塔

 

 

 

 

 

 

 

傷んだものを修復したようです。色違いの漆喰?で手当されています。直ぐ後ろに石碑があったのですが、これは読めません。「南無」で始まっているようです。m97-56-05 F2647

この「三ヶ木村」には、別當圓通院の外にも「庵」がいくつかあったようですが、現在は、「新編相模国風土記稿」にはない「西栄山 長成寺」だけのようです。此の石碑もそういう場所にあった物かもしれません。m97-56-06 F2649道の右手に、神社発見。どうもこれは、個人の屋敷神だったようです。今度は小川の横にこの看板。これは、m97-56-07 F2652神社の下の方にある澤なのでしょうが、ほたるが生息しているのですね。ホタルというのは、虫単体では考えられないやつで、カワニナとかいう巻貝(ホタルの食料)が必要で、そのカワニナのエサになるプランクトンが必要で・・・と、大変面倒な生き物のようです。羽村の多摩川でも成虫のホタルを放ったことが何度かありますが、再生には至りませんでした。食料のほうがないらしいです。

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提灯の列が、少し先で途絶えます。石柱の様な物が見えます。到着したのかな?

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あれ? 「西栄山 長成禅寺」? 下の方を見ると←、もう少し行け という意味らしい。右手の方を見ると、ちょっと引っ込んだところに、鳥居がありました。

m97-56-10 F2659三箇木神社

「三箇木神社」に到着です。

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m97-56-12 F2665大きな幟が立っています。「諏訪社之図」では、ここから山の懐に入り、164段の石段を上るのです。(経験的にいうと、昔の方が1段の高さが大きかったようです。つまり、数は増える事が多い)一息入れてからの方が無難かな?

左側に広場があり、「保育園」が出来て居ます。広場には、自動車が何台も停められていました。この広場、「圓通院」跡ではないでしょうか・・でも、「諏訪社之図」には、「圓通院」が書かれていないから、違うのかな?

幟の下に、狛犬が一対ありました。今日は狛犬に挨拶する所までにしましょう。狛犬は「吽」が子獅子を連れています。

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