2016/09/06: 江ノ島付近;木瓜爺撮歩10-05-1 腰越・小動神社1 (No.2799)

「小動神社」という名前を、初めて地図で見たとき、木瓜爺は「不動神社」だと読んでしまいました。「浄泉寺」の「左剣不動」が頭の中にあったからかも知れません。「小動」と分かってからも、「不動」を「ふ動」と書いておいて、「ふ」を「小」だと思ったとか、「不」の一番上の横棒が消えてしまったとか・・・いろいろ想像したりして・・・「新編相模国風土記稿」を読んで行くと、解説めいたものが書かれています。後ほど記述します。

m10-05-01 F3099小動神社

 

「小動神社」には、境内社が沢山有るのですが、まずこの鳥居に一番近いものを紹介。m10-05-02 F3100そうそう、左の方に見える建物は、御輿などの倉庫のようで、集落の名前らしい名札がセクションごとにかかっていました。

ギョッとしたのは、「近づかないで!」という注意書き。どこにも近づけないじゃないか・・と、思ったら「地震の時は」で一安心。m10-05-03 F3101鬼子母神

 

話を戻しまして、倉庫の手前の木造社が最初の境内社。「鬼子母神」の額が懸かっていましたが、祭壇の部分は扉が閉じていましm10-05-04 F3103て、御弊なのか、別の神体なのかは分かりませんでした。外の境内社とはちょっと違った扱いのようです。「鬼子母神」は日蓮宗系のお寺によく祀られています。この附近には日蓮系の寺院も沢山ありますので、そういう社が隅っこに入り込んで来たのかもしれません。参道を進んで行くと、由来を書いた板が立っていました。「小動の松」が地名の語源だと説明しています。

m10-05-05 F3107

 

この辺で「新編相模国風土記稿」の記述を紹介しましょうか。何カ所かあるのですが・・まず「小動松」の記述から・・・『小動松 浄泉寺の略縁起に 弘仁中 弘法小動山に登り一七日護摩を修***満日 當山*松樹に 神女影向あり。小動の松と云ふ 是なりと記し。又文治年中。佐々木盛綱當山に詣* 老松樹の邊に到りしに 此の松平*風なきに枝葉靡き動く。其妙音**琴**如く 天女遊戯の霊**** 故に此松を小動松と号すと記せり。 鎌倉志には山の端に 海辺へ指出たる松あり。風無きに常に動く。故にユルギの松と云へりとあり』 やたらに**が多いのは、入手した原本写真(PDF版)が裏面の印刷まで黒く出ていて、読めないのです。文意としては、何とか分かります。弘法大師が護摩を焚いて祈祷したときに神女が現れた松であり、佐々木盛綱も風も無いのに琴の音を聞いた松である。鎌倉の歴史を書いた書にも、海辺に出た枝が常に揺らいでいることで「小動の松」と呼ばれていた・・・

次は、「八王子社」の記述です。『腰越村 八王子社 鎮守とす。 幣殿拝殿あり。社地を小動(古由留義)と云ふ。按するに。鎌倉志に此地を當国の名所、小余呂伎磯となし、證歌を引用し、或は大磯の濵を詠とも記したるは謬と云うへし 彼名所は淘稜郡大磯なること論を俟たす』・・本尊などの記述は後ほど続けます。・・「こゆるぎ浜」といういうような名所にしたかった人がいたということでしょうか? 何のことかよくわかりません。

m10-05-06 F3113 二の鳥居

m10-05-07 F3116二の鳥居への石段を上がります。ここには神社名の額がかかっていました。(最初の鳥居には何もついていませんでした。)社殿は、右側にありました。先ほどの続き・・・『本地仏十一面観音 銅像長四寸を安す。牛頭天王、歳徳神を合祀し三神社の額を偏す。今の領主の筆。縁起に拠るに文治中、佐々木盛綱の勧請と云ふ。毎年正月十六日を祭期とし、六月十四日には、天王の祭事を行へり。境内 社後に至れば翠岩丹壁峙立して海中に突出し頗勝地たり、別当は村内浄泉寺兼管す。神木銀杏樹あり、周回五尺九寸  神寳 剣一振 元弘三年 新田義貞 鎌倉を攻るの時 當社に祈願し成功の後 報賽として、奉納せし物と云ふ 末社 稲荷、金毘羅、天神、船玉、第六天、山王、十羅刹に辨天、宇賀神。』

m10-05-08 F3118社殿当時は、十一面観音+牛頭天王+歳徳神(さいのかみの 猿田彦神でしょうか?)が主神だったわけです。現在は「祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと) 、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八王子の命(はちおうじのみこと:五男三女の八人の王子)、他 となっています。」とのことです。

m10-05-10 F3121m10-05-09 F3120 狛犬は一対。拝殿を見上げると、「三神社」の額がまだ有りました。参拝!

m10-05-11 F3123

 

m10-05-12 F3124社殿の後部を見ますと、こうなっていました。後ろの方に神殿が納められているのでしょう。

では、明日は境内社を一回りして、待望の海を眺めます。

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