2017/02/22: 福生徘徊;木瓜爺撮歩83-18 東海居 (No.2964)

久しぶりに、隣町である福生のお話です。木瓜爺の散歩コースである玉川上水沿いの道を福生の方に歩くのは、風の強い日です。・・多摩川沿いの道は、北風をモロに受けるので。寒くてかなわない・・福生市に入ってすぐ、そう「新堀橋」のある場所だったかな、丘の上に「金毘羅大権現」があり、 以前にブログを書いています。06- 福生徘徊;木瓜爺撮歩83-14 「天之宮天満宮」と「金毘羅大権現」 (No.1978)

ある日、この金毘羅大権現の由来が分かったのです。それを、今日のブログにします。福生の方から歩いて来たとして、こんな風景が目に入ります。m83-18-00 F7388

 

m83-18-01 F7389左の鳥居が「金毘羅大権現」です。正面にあるのが「東海居」という・・尼寺跡なのです。ここは、現在、福生の「加美上水公園ビジターセンター」になっています。横を通る度に「古い立派なお屋敷があるなあ」と思いつつ、十何年も無関心であった木瓜爺ですが、先日このビジターセンターが開いているときに通りかかり、中に入ってボランティア・ガイドの方にお話を伺って、はじめて「尼寺跡」だということを教わったのです。そう言われてみて、始めて、こちらの前にある「東海居」の石碑の意味がわかった次第。m83-18-03 F7377

つまり、この石が、寺の表札だったのです。ここが「尼寺」であったのは、十年くらい前までだそうです。当時の地図には「東海居」の名前が載っていたものが在るようです。試しに、「東海居 福生」で検索すると・・・「福生 加美上水自然塾」というのが出て来ます。ここで催される研修の一つですね。ほかは、飲食店に紛れ込んだり・・・とにかく、まともな説明は見当たりません。ウィキペディアでは、福生市の神社仏閣のリストに入っていましたが、説明はありません。というわけで、このブログはかなり有力な資料になりそうですよ。

まず、なかに入って、どういうことになっているのか、偵察します。このビジターセンm83-18-05 F7376ターの営業日は、土日です。平日は閉まっています(それで平日しか歩かない木瓜爺は、入る機会が少なかったのでしょう)。石碑の脇の石段を上がって、尼寺の玄関前へ。「出家」を思わせる文字が並んだ板がぶら下がっています。『外息諸縁 内心無喘 心如障壁 可以入道』これ、道元さんの正法眼蔵の一節じゃないかな?いや、原典は「達磨大師」だったかな? ということは、このお寺は「座禅重視」のお寺ですな・・どうです、この推理力! m83-18-06 F7375 東海居

左の方は「お庭」になっています。その中に、祠がありました。何が祀られているのm83-18-07 F7374か、聞くのを忘れました。此の日、庭の片付けをされているボランティアの方がおられたので、昔のお話を聞けたのです。m83-18-08 F7372

といっても、耳の遠い木瓜爺では無く、家内の耳の方で聞いて貰っています。概要を書きますと、『10年くらい前まで、本寺である名古屋の熱田神宮近くの尼寺から、年老いた尼僧が、こちらに時々お見えになっておられ、「金毘羅社」の世話をしたり、寺におられるときは、お茶など点てて振る舞ったりされていました。当時は「尼寺」だったのです。それが、お年をとられて、もう通うのは無理だと云うことで無住になってしまったのです。』・・・其の先は、省略して・・・木瓜爺、これだけのお話から、インターネット情報と取り組みます。ヒントは「熱田神宮付近」「尼寺」です。分かるときは、分かるものですね。此の本寺は「登和山 青大悲寺」でした。これからが、面白いのです。ありきたりのお寺では無くて「如来教本山」です。「如来教」ってなんだ? これが、農民出身の教祖一尊如来(俗名 きの)という女性の教祖が始めた民間宗教なのです。きのさんは(1756~1826)の生涯といいますから、江戸時代の末期にあたります。修行の行程では「座禅」を重視することから、明治期に「曹洞宗」に組み込まれたこともあるのですが、昭和二十一年独立して、「如来教」若しくは「如来宗」となったようです。そして、この宗で、「如来の使者」として祀られるのが「金毘羅大権現」なのです。完全につながりました。横にある「金毘羅大権現」は「東海居」の守護神だったのです。

m83-18-10 F7368ぐるりとまわって、裏側に来ています。ガラス戸の中には、フィールドスコープと、一眼レフがそれぞれ三脚に乗って、待機していました。「自然塾」用のツールでしょう。でなければ、ガイドをされているボランティアの方の趣味用か? 裏門は、上水脇の散策路に接しています。

此の日は、大収穫の散歩でした。

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